改正の背景

建設業は他産業より賃金が低く、就労時間も長いため、担い手の確保が困難な状況であり、持続可能な建設業に向けて「第三次・担い手3法」が成立しました。

改正の背景
建設業就業者の現状

技能者等の推移

建設業就業者は技能者を中心に平成9年のピーク時から約3割減少しており、将来的な担い手の確保が課題となっています。

建設業就業者の現状

建設業就業者の高齢化の進行

建設業就業者の約4割が55歳以上であるのに対し、29歳以下は約1割と高齢化が深刻な状況です。
また、技能者においても60歳以上が全体の約25%を占めているのに対し、29歳以下は約12%であり、若年入職者の確保・育成が喫緊の課題となっています。

賃金の推移

賃金の推移

平成25年度以降13年連続となる公共工事設計労務単価の引き上げなどにより、建設技能者の賃金は増加傾向にありますが、依然として他産業と比べて低い水準にあることから、さらなる処遇改善が課題となっています。

主要建設資材の価格推移

主要建設資材の価格推移

令和3年後半以降、主要な建設資材の価格が高騰しており、特に生コンクリートやセメントは高止まりの状況となっています。

主要建設資材の価格推移

資材価格の高騰分の転嫁状況

令和4年度の国土交通省調査において、資材価格の高騰に伴う契約変更条項がない契約が半数以上あり、その転嫁状況についても約8割は全て契約変更ができていない状況となっています。

働き方の現状

産業別年間出勤日数

年間出勤日数は減少傾向にありますが、依然として製造業や他産業より多い状況となっています。

働き方の現状

月あたりの平均残業時間

時間外労働上限規制の適用開始となる前の令和5年度の国土交通省調査において、月当たりの平均的な残業時間が45時間以上となっている技術者・技能者は約1割程度となっています。

働き方の現状

建設業における平均的な休日の取得状況

平均的な休日の取得状況は、全体では4週6休程度が最多となっており、公共工事・民間工事問わず、4週8休に向けた取組が求められています。